第2回：☆比嘉さんインタビュー☆


９月のカフェトライアルに決定した『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』の
比嘉直子さんにトライアル前の心境についてインタビューしました。


○今回のカフェトライアルに応募したきっかけを教えてください。

新聞の「レキオ」に掲載されていた、
カフェトライアルの募集記事を見たのがきっかけです。

将来自分のお店をもちたいという夢があったので、
期間限定ですがお店を開いてみることで、
自分の力を知ることができるのではないかと応募しました。



○将来お店を開業したいと思ったのはなぜですか？

小さい頃からお菓子を作るのが好きだったので…
いつかは自分でお店をやりたいと思っていたんです。


○今は準備期間中ですが、どんな事をしていますか？

メニューを考えたり、チラシを作って配ったりしています。
お客様の集客が大変だと感じています。

準備をしていると、楽しみではあるのですが、
ちゃんとできるか心配になってきました（笑）


○トライアル期間中試したい事はなんですか？

自分が作ったお菓子がお客様の口にあうかどうか…
味が一番気になるので、お客様から直接意見を聞きたいです。

それと一人で運営するので、一人でお菓子を作って、接客もして…と
どういった流れになるか試していきたいです。



○今回のメニューでオススメのお菓子を教えてください。

私が一番好きでオススメなものは、『ジンジャーシフォンケーキ』です。

米粉を使っているので小麦アレルギーの方にもおすすめです。
牛乳もバターも使っていないので、ヘルシーなんですよ！

ケーキセットもオススメですね。

ドリンク以外はお持ち帰りもできます。



○『Plume ～プリュム～』ってかわいい店名ですよね。名前の由来があれば教えてください。

『Plume ～プリュム～』は『羽』という意味です。
私は羽のマークが好きなので…それにちなんだ名前にしました（笑）


○どんどん羽ばたいて行くイメージだし、かわいくてとても良い名前ですね！
　今回はお忙しい中ありがとうございました♪



比嘉さんは焼き菓子のお店を開く目標のために現在奮闘中です。
実際に準備に入ると戸惑いもあるようですが、
精力的に頑張っています。

応援よろしくお願いします♪


第3回：☆『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』オープン！☆

いよいよオープンしました！『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』
オープン初日は台風の影響で大荒れのお天気でしたが…

さっそく第一号のお客様がシフォンケーキセットを注文！
アンケートにも協力していただきました。



お持ち帰りのできる焼き菓子ですので、持って帰る方もたくさんいます。

比嘉さんは初日の準備中は緊張しているようでしたが、
自然な感じてお客様にも対応できているようでした。

お客様の対応の合間に明日以降のお菓子作りもしていきます。

夕方からはお天気も回復してきたので、外での販売にも挑戦！



手軽にお持ち帰りできるクッキーやスコーン、
シフォンケーキが通りをゆく人に売れて行きます。

近所の子ども達やタクシーの運転手さんも来てくれました。

車で前を通る方も「なんだろう？」と車をゆっくり走らせて、
見て行きました。

これまでの一番人気の商品は、『ゴマと紅いものパウンドケーキ』と
『チョコチップスコーン』です！



『よもぎのクッキー』や『紅いもクッキー』も色鮮やかな一口サイズで、
甘さ控えめで食べやすくオススメです♪



応援よろしくお願いします♪


第4回：☆焼き菓子のご紹介☆


今回は比嘉さんに『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』の
焼き菓子の紹介をしてもらいました！

まずは一番特徴がある『シフォンケーキ』から。
『焼き菓子工房 Plume 』のシフォンケーキは材料が違います。

まず小麦粉の変わりに「米粉」を使用しています。
そして乳製品類…バターや牛乳は使用していないのが特徴です。

「米粉」という素材にとても興味があり作ってみたお菓子です。
米粉を使用することによってモッチリ感がでます。

乳製品を使っていないのは乳製品アレルギーの方にも食べてもらいたかったから。
ふんわりシットリの軽い口当たりのお菓子です。
「抹茶味」「きなこ味」「しょうが味」があります。



そして『パウンドケーキ』は県産の「紅いも」を使用したものと、
「黒糖」を使用したものがあります。
作る時に分離しやすいので混ぜるのが難しいお菓子です。



『ひとくちクッキー』はサクサク感をだすのが難しいお菓子です。
「よもぎ味」と「紅いも味」があります。沖縄の素材を使いたくて作りました。
一口で食べやすい大きさにしました。



『ガトーショコラ』は濃厚な味で、作るのも全体的に難しいですが、
ガッツリ感のあるしっかりとした味のお菓子になっています。



『スコーン』はパサパサしがちなので、シットリとした感じに作っています。
どうしても割れやすいので、手で持って’パクッ’と食べれるように形を工夫しています。
味は「チョコチップ味」「よもぎ味」「チーズ味」があります。



『マフィン』は「プルーベリー味」と梅酒の梅を練り込んだ「梅味」があります。
ふわふわ軽い口当たりが特徴のお菓子です。



一般的な作り方だと甘すぎるので、どのお菓子も甘過ぎないように気をつけています。
『甘いけど、甘過ぎない甘さ』にこだわっています。
和風の素材を取り入れて作りたい、という気持ちもあって、
「抹茶」や「きなこ」などの素材も使っています。


第5回：☆比嘉さんインタビュー☆


９月のカフェトライアルを終了した『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』の
比嘉直子さんにカフェトライアル終了後の感想を聞きました。


○カフェトライアルお疲れさまでした。
　準備の期間も含めて１５日間いろいろな事があったと思います。
　今回、焼き菓子のお店としてカフェトライアルが決定して、
　どのような気持ちで挑みましたか？

最初決定したときは嬉しかったです。ただ…打合せをしていくにつれて、
応募したときには漠然と『お菓子のお店をもちたい』という感じだったのが、
具体的になってくると…責任というか…すごくプレッシャーを感じました。
自分を追い込んでしまって…でも自分で応募したので（笑）


○漠然とした夢が現実になってきた感じですね。そのプレッシャーの中、
　具体的にどのような目的をもってカフェトライアルに取り組みましたか？
　また、その目的は達成できましたか？

はい。目的は達成できたと思います。
一番はお客様に味はどうか、美味しいかききたかったんです。
あとは量とか…なんですけど。
お客様に試食などもしてもらい実際に意見をきかせてもらうと、
「美味しい」と言ってくれる方は多かったのですが、
量が少ないという意見も多かったのでそれを改善したりしました。

お客様のご意見はこれからの準備に活かせると思います！

それから器具や材料にかかった費用や時間などの記録もとることができました。



○カフェトライアル期間中に嬉しかったことはありますか？

やっぱり「美味しかった」って言われたのは嬉しかったです！
「人から貰って美味しかったから買いに来た」と言って、
買いに来てくれるお客様も数名いらしたので、それも嬉しかったですね。


○口こみで広がるのは嬉しいですね！それでは逆に大変だったことは？

大変だったのは…予定していたシフォンケーキのかわいい型（パッケージ）があったのですが、
それでは思うように焼き上がらなかったりして…それを変更したりしたことです。
あとは買い出しとか…。

でもやっぱり、直接お客さんに試食をすすめることが…自分では一番大変だったかな。
味に自信があっても、美味しいか判断するのはお客様なので。

自分で作ったお菓子をすすめる緊張というか恥ずかしさと言うか…
顔を覚えるのが苦手なので、何度も同じ人に勧めてないかな…とか（笑）

それと準備やチラシを作るのが大変でした。
オープン前日までお菓子の準備が予定より出来てなくてオープン当日は早く来たけど、
商品がそろってなくて焦ったり。



○面白かったことや楽しかったことはありますか？

そうですねー「結いちば」に来るのが楽しかったです。
自分の商品を買ってくれる人がいるのは、やっぱり楽しかった。
大変だったけど楽しかったです！

お菓子をつくるのも楽しかったです。もともと嫌いな事ではないので。
どんどんオリジナルメニューも考えて作りました。



○カフェトライアルをしたことでの起業に対して気持ちの変化はありましたか？

気持ちの変化はとてもありました。
応募する前は具体的なイメージがわかなかったのですが、具体的になりました。
焼き菓子をメインに今回は営業したのですが、
サンドイッチなどの軽食も一緒にできるといいかな、とか。

ただ漠然とお店やりたいではなく、
具体的にお店をOPENしようと思えるようになりました。

それから接客は一番大切だなと思いました。
今までも接客の事も考えてはいたのですが、その時になれば大丈夫！というのがあったんです…
実際やってみると、思っていたのと違いました。
これは経験できて良かったと思います。

○これからの目標など具体的な行動予定などありますか？

これからの目標は…せっかくこういうチャンスを頂いたので、
それを良い動機として、動き始めていて…

今はオーブンなどの設備を見に行ったり資料を集めたり、
保健所に資料をもらいにいったりもしています。

保健所から自宅の台所とお店の厨房は別にしてくださいと言われたので、
厨房は別に作らないといけないです。

できれば年内に自宅で販売ができればと思って準備しています。




最初はとてもプレッシャーを感じていた比嘉さんも、
カフェトライアルで打合せをして実際に計画を立てて行く事で、
起業が具体的になってきました。

チラシを配布したり、日報をつけたり日々のお菓子作りや
接客以外にも黙々と頑張っていました。

厳しいお客様もいたりと楽しい事ばかりではなかったでしょう。

プレッシャーを感じながらも試行錯誤カフェトライアルをやりきった事は、
これから起業する時の糧になるのではと思います。

「ふてんま結いちば」では比嘉さんの起業までを随時取材していく予定です。
起業にむけて動き出した比嘉さんの応援よろしくお願いします！


「ふてんま結いちば」９月カフェトライアル
『焼き菓子工房 Plume ～プリュム～』